まずは本日の写真を見て大概の人は何処かの能面師が作った作品でしょう!と思われるかもしれませんが実は普通の会社勤めの方が55歳で退職された後に趣味に目覚めて打ち込んだとは思えない程の芸術的と言っても良い程の出来映え!←今日は久しぶりに谷原地区にある旧農家?地元のお宅に伺いましたが母屋とは別に建つ古民家山小屋風のセカンドハウス←元は農作業での休憩や昼食を摂る建物がありましたが十数年前に自分もお手伝いして今風に言うとゲストハウスとして建てられたもの)にて懇談中に現れたのが昔近くに住んでいたと云う女性で何やら大きめなバックを持ち込んで来ましたが中には何とこんな直近では見た覚えのない超と言ってもいいほどの芸術作品←まるで生きてるかの様な人の感情を表情をした能面!このお宅とは昔からのお付き合いがあってこの女性の父親が作った作品だとか!すでにご本人は亡くなっていて実家の整理?が進められていて形見というのでしょうかこのうちの何点かを貰って欲しい!との事で訪れたらしくて自分は門外漢なので傍で見せて頂きましたが職人のカタワラの自分はたとえ興味を持って作ろうにも単なる技術を習得したぐらいでは不可能な彫刻と塗装と云うか塗り物に飛び抜けた感性がないと できる技ではありません!以前にも襖の貼り替えで伺ったお宅では元大工さんが現役を終えて五重塔など木造で部材から手作りの建築模型を見せて頂いた事がありましたが部材から精巧に作られ実物を彷彿させる仕上がり具合に感心させられましたがこれは技能と周到な心構えで臨めばできそう⁈しかし今日見たこの能面は素人でも判る芸術性高い作品!絵を描く時もそうですがいかに頭に浮かんだ物⇔形にできるかはその人の技術よりも感性がモノを云うのですが自分では手の届かない趣味の世界に遊んだ?他人の人間性に感心させられたのです!

《作品展でもやれそう!》