もし続いていたら今年で95年目 自分の人生の約半分の時間を過ごした時代でしたがこんな住環境は人が自然界から隔離?されて人工的に寒暖や空気を調整して暮らす今より冬は通風をうまく遮断、夏はうまく利用して少しでも快適に過ごすための工夫がされていて木と土←コマイという泥を塗り込んだ壁)が主体の建物は寒暖にも外部から温度差を和らげる工夫は今の様にその差を考慮せずに←自然条件に体をあわせるのではなくて)悪条件から逃れる事が主な目的で、できている現代の建築物とは違ってどこか自然豊かで豊かな人の知恵で創造された安住の住まいは熊ではありませんがネグラとも言えるこの時代の住宅は昨日から新たに始まったイツもの大工さんが請けた耐震化工事は練馬区の南端で隣の路地からは武蔵野市そう東京では西の繁華街吉祥寺駅までは歩いても行ける住宅街に建つ住宅は庭など外周はほとんど手入れがされていなくて失礼ながら廃墟同然⁉︎元は平屋の建物でしたが二階を載せてもうサビで半分朽ちおちた?鉄骨の外部階段からちょうど降りて来た若者はシルクハット風な帽子をかぶり茶色のコートでギターケース?を背負って超現代風なミュージシャン?何ともこのロケーションには似合わない人物でしたが親戚筋のイソウロウらしく初対面ながら礼儀正しく「お世話になります!」とのご挨拶をおじさん達は快く受けてお出掛け!当の主人アルジは郊外に新しく住宅があって今はそちらでお暮らし?耐震工事としては珍しく在宅ではないので気が楽!お借りした鍵で玄関ガラス戸を開けると外部の印象とはオオチガイで住んでいた生活感は充分残されていてしかも小型液晶テレビと和室ながら椅子テーブルがあるくらいで板の間の台所石の流台天井から下がる白熱球の灯、奥の方には足踏み式のミシン←昔の嫁入り道具の定番)も見えてこのまま映画のセットに使えそうな自分もこんな光景にはヒタッテ暮らして来たので一瞬のタイムスリッパ?もう住宅文化遺産←そんなものありませんが )に指定されて永く保存していただきたい気持ちがありますが今回は耐震化してまで住み続ける気持ちはまだこの住宅がこの地に在り続ける証!ただ生活の利便性と住宅には必要のない?デザイン見掛け重視をした建物ばかりこんな昭和メトロ?な自然を巧みに生き抜く人間の知恵を活かした住まい!を参考に見直してみる必要がありそうですね!