通販物語

昔々令和という年が始まった頃のお話し東京の練馬という処におじいさんとおばあさんが住んでいて、理想だけを追いかけていつも夢ばかりミテいるおじいさんには二つ年上で超現実的で気丈なおばあさんとの二人暮らし←といってもおじいさんは何歳になっても山に芝刈り←ゴルフではなくてお仕事なのです)へと毎日→出掛けてはササヤカな実りのモノを持ち帰り、おばあさんも川に洗濯←パートの仕事)に行っていたのですがせまり来る年波?には勝てずにリタイア!トウゼン水と油のごとく性格の違いは価値観や趣向にも現れて小さな家ながら二人一緒の時間帯は食事の時だけ、体力の限界を察して川に洗濯に行くのをやめた←おばあさんは家で座るにも既存の椅子では腰痛のせい?で安定した姿勢が得られず困っていたある日→スーパーのチラシ欲しさに取っている新聞の一面が目に入ったこんな広告を見つけ子供や孫との付き合いまでもカネ次第と割り切って現実主義を通してきた人間にも物欲が湧いてきたらしい?資金源に困ったおばあさんはこんな時は近くに住んでいる子供にナントなく近寄って催促?をかけるのですがメズラしく、もっと近くに居るおじいさんに「こんなのどうかね〜」っと声を掛けるにも難聴気味の耳には声は届けど理解してもらえず←スッカリ事の一部始終は判っているのですが)もう10日も経つのにおばあさんは気持ちの中にある[注文を確定する]ボタンを押せずに今朝もヨレヨレになった新聞広告の切り抜きを見つめるのですがまだ当分この家の通販物語は完結する事はなくて続きそうですね!

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