発見!五重の塔

今の現場は地名が[若林区新寺]で古くからの城下町にはよく存在するイワユル(寺町)ですが車載のナビや地域の案内図を見ると『・・寺』という文字が至る所に表示されて街の大きさや歴史のフカサがわかるのですが、仙台市には宮城県の人口の約半数が住んでいると言われるくらい東北地方最大の都会?なのですが、この仙台藩が栄えた頃幕府に擁護されたという最大の規模をもった寺が孝勝寺←ここまでネットより)現場からは徒歩で行けそうなので昨日はちょうど作業の区切りが昼前にはついたので例の蕎麦屋さんへ向かう道を遠回りして見物に行ったのですが近くまで行くとこの塔の相輪と言われる尖塔部分が現れて、11月11日にこの【ブログ】にも書きました様に(釣り橋)と(塔)には興味があり個人的に最大の関心ごとになっていましたが、思いがけない所で見つけたので大興奮!山門に向かって進むと遠目でもわかる『純木造』もうスマフォで撮りまくりましたが下の絵は斗組マスグミと垂木タルキのなんとも言えない美しさ!この三段になってる組物は奈良大和路の寺にもよくみられる最高の造作で三手先ミテサキ斗組と言われるもの←昔覚えた)しばし昼を食べる事を忘れてご覧のとおりごく至近距離まで近ずいて『参拝者以外通行禁止』の立て看板にソムイテ、信仰心が薄く手を合わせることなく、ひたすら細部まで物理的に見学?させていただきましたが、木造建築の最高峰←匠の技と造形美)に位置する建造物に出会って今回の東北での最高の思い出になりそうです。

「発見!五重の塔」への1件のフィードバック

  1. この斗組というのは木材を組み合わせて形を作る際、釘などで留めるのではなく、障子の桟などもそうなのですが溝とミゾを組み合わせて形っていく、当然わずかな誤差も許されない匠の技、確か一級建築士の資格実技試験の課題にもなっていると思うのですが、現代では自動でキカイがやってしまう事をすべてノコやノミ、カンナでのここまで精巧複雑な仕上がりを人の手だけでやってのける?事自体我々職人の片隅←「クロス屋は職人では無い」と断言する人もいますが)で仕事をしている身にとっては想像すらできない匠タクミの世界なのですね!

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